エコ・オーガニックハウス手づくり木蝋ワックス(アレルギー対応)
□参考塗布面積:約60㎡/缶
□使用量は、材種によって増減いたします。
床をはじめとする屋内のあらゆる木製品に使えます。滑りにくいので、床に最適です。
特に激しい摩擦を受けるところや、常に水滴が飛ぶような場所には木材用オイルとの併用をおすすめします。
木蝋、荏油
- ハゼの実からつくられた、木のためのワックスです。木蝋はハゼの木が実をつける晩秋から冬にかけて採取され、1300年前から利用されてきました。
- 江戸時代には、大名たちがこぞって栽培を奨励したことから特産品となり、海外では「ジャパンワックス」として知られています。
- 和ろうそく、鬢つけ油、塗り薬として利用されてきただけではなく、現代ではさらに口紅、クリームなどの化粧品、鉛筆クレヨンなどの成分としても日常的に活用されています。
- 一本の木から繰返し採取できる、環境共生型の素材です。溶剤、シリコン化合物等を含まない100%植物成分で、合成ワックスにはない優れた透明感、粘り、光沢があります。
- 成分の荏油の性質上、塗膜が黄色っぽくなることがありますが、自然塗料の特性としてあらかじめご納得ください。
- 塗装面は、ほこりや油分を取り除き乾燥させてください。
- 下地に木材用オイルや下地用オイルを塗りますが、特に床には木材用オイルを2回塗ってください。
- 1回ごとに完全に乾かしてから、次の塗装に入ってください。
- 容器の中のワックスの表面に薄い膜ができることがありますが、これは製品の品質には影響ありません。へら等で取り除いてから使用してください
- タンポや柔らかい布に、ワックスを少量ずつとって塗ります。できるだけ薄く塗ってください。少し乾いたらきれいな布で乾拭きしてください。
- ワックスが固いときは、湯せんまたはドライヤーで溶かしながら塗ってください。
- 薄く塗った方が、表面が美しく耐久性があがります。コーナーやひび割れのあるところは、厚くなり過ぎないように気をつけてください。
- このワックスは下地のオイルが完全に乾かないうちに塗った場合や厚く塗り過ぎた状態では、べたつきがとれません。
- 寒い時期は部屋を暖めるなどして施工してください。
- 安全のための注意事項をよく読んでから、塗りはじめてください。
約24時間たつと素足で歩けますが、最終的にワックスの強さが出るには7日間かかります。それまではやさしく扱ってください。
容器のふたをしっかりと閉めて、子どもの手の届かない涼しく湿気の少ない凍らない場所に保管してください。
- この製品は火に近づけると燃えますので、作業中はタバコを吸ったり裸火に近づけたりしないでください。使用中は必ず換気してください。
- また、皮膚や目に直接触れないように注意してください。もし目に入った場合は、10分間流水で目を洗った後医師の診察を受けてください。
- ワックスの染み込んだ雑巾などは自然発火の恐れがあるので、缶などに密閉するか、屋外に干して乾燥させる・水につけるなどして燃えるゴミに出してください。